英語で話す時に、絶対やってはいけない事があります。これらをすることにより、そうでなくとも母国語でない話しづらい言葉を、さらに話しづらい状況にしてしまいます。
逆に言えば、これらに気をつければ、英語の上達がものすごく早くなると言うことでもあります。一つ一つ見ていきましょう。
会話の意味が分からないのにうなずいたり、合図地を打ったりする
大人数で話していると、ネイティブな人達のペースで会話は進みますので、会話のスピードも早く、会話のテーマの知識も難しく、内容も分かりづらい事があります。
そんな時に絶対にやってはいけないのは、会話の内容が分からないのにうなずいたり、合図地を打ったりする事です。
要は、会話がわかっているフリをする知ったかぶりです。
これは、後で問題を起こしかねないので絶対にやってはいけません。
なぜなら相手が何を話しているのか分からないのに、その意見に賛同していると取られてしまう事があるからです。
なぜ意見に賛同しているのか自分の意見を聞かれたりすることもあります。
そんな時に、全く会話が分かってないとバレるほど恥ずかしい事はありません。
さらには、適当な人間だとか、信用できないと思われてしまうので、会話の内容が分からない場合は、間違った反応をせずに早い段階で分からないことを軽く質問してみましょう。
会話に入れず黙ってしまう
話すタイミングが合わなかったり、会話の内容が分からないと発言しにくいものです。
タイミングが合わない場合は、少し強引でも良いので話をしてみましょう。
欧米人は、基本的に自己中心型なので、とにかく自分の話をしてきます。
日本人のように全体の調和を大事にする気遣いはあまりないので、相手の話に食い気味でも良いのでどんどん話していきましょう。
そうすると、だんだんタイミングがわかってきます。
内容が分からない時は、分からないままにしておくと、どんどん会話が分からなくなり蚊帳の外に出されてしまい状況は悪化する一方です。
そんな時は、”What is ~?” と、分からないことを質問することで、会話の波に乗れることもありますし、頭も回転してきて理解度が増すこともあります。
話す前に文法の間違いが無いか頭で考える
日本人の悪い癖ですが、話したい内容を事前に頭の中で文法のフィルターにかけて、これを言っても文法的に間違ってないかを確認してから話す人がいます。
これをしてしまうと、会話に時間差ができてしまい、フィルターを通した後ではもうその内容を話す会話では無くなっている事があります。
会話は生物ですから、話したい時に自発的にそのまま話しましょう。
文法が間違っていても通じれば良いです。ちょと間違ったぐらいの方が、味があって面白いなんてこともあります。
片言の日本語を話す外国人に愛嬌があるようなものです。
そして最後は、どれだけ会話で自分がアウトプットできたか、どれだけ話せたかが上達の鍵になるので、そこにフォーカスしましょう。
話したいことを日本語で考えてから英語に訳して話す
これも日本人の悪い癖です。中学・高校の英語教育が翻訳メインであった影響で、話したいことを日本語で考えてから英語に訳してから話す癖がある人がいます。
これをすると時間がかかり、話すタイミングを逸してしまうのと、今後英語を学ぶ上で大きな妨げになるからです。
なぜならこの癖が定着すると、物事を英語で考える思考力が発達しないからです。
そして、この癖を直すのは大変です。
英語で話す時は、英語で考える癖を身につけましょう。話したいことも頭の中で英語で考えるようにしましょう。
話す前にこんなことを言ったら馬鹿にされると考えてしまう
日本だと人と違うことをしていると白い目で見られたり、仲間外れにされる事がありますが、西洋、特にアメリカでは、人と違うことをしたり、違う意見を持つ事は自己主張の一つで当然だとする文化があります。
外国人が集まった合衆国なので、一人ひとりの外見の見た目も違えば、個人の持つ文化背景や価値観も違います。
そのため、自分とは違う意見に大しても寛容に受け入れる性質があります。
「話す前にこんなことを言ったら馬鹿にされると考えてしまう!」と考えずに、自分の意見に自信を持って堂々と話す事がとても大切です。10人いれば、10個の意見があって良いのです。
髪の色、肌、外見に圧倒される
英語を話す前に、すでにメンタルをやられている場合があります。
ここで言うメンタルをやられると言うのは、日本人は外国人を見慣れていないので、外見の違う人を見るとメンタルにプレッシャーを受けて圧倒されてしまい、ちょっとビビってしまうと言う事です。
特に白人に対する劣等感があるようで、アジア人よりも西洋人に対してプレッシャーを感じてしまうようです。
英語自体、外国語で話しにくいのに、さらにメンタルまでやられて緊張していたら、持っている英語力以下の会話しかできません。
どんな人でも自分と違う人種を見ると多少なりとも緊張するものです。
自分だけでなく、「相手も緊張してるんだな」と自分に言い聞かせて、少してもプレッシャーを無くしてリラックスして話せるメンタリティーを養いましょう。
自分の意見を曲げて相手に合わせる
世界を見ても日本人のように、個よりも全体の調和を大事する文化は珍しいです。
ですので、外国人が集まって英語で話す時は、少し思考を切り替えて個人主義に徹することを意識すると良いです。
特に自分の意見をしっかり持って、その意見を曲げないことです。
会話の空気を気にしたり調和を意識して無理に相手に同調する必要はありません。
相手が違う意見だったとしても、「君はそう思うんだね」という姿勢で、受け入れなくてもいいけど「そう言う意見もあるよね」、「だけど自分はこう思う」という具合に、相手の意見を聞きつつ自分の意見を曲げずに持つ事が大事です。
この態度が、後々相手の信頼を得ることにもなります。
相手の気持ちを考えすぎる
思いやりを持ち、相手の気持ちを大切にする事は人としてとても大事な事です。
ただ、これを考えすぎると自分自身を縛ってしまいます。
日本ではこれが通用しますが、国にもよりますが、先ほども述べたように海外は個人主義の人が多いです。
相手は、自分が思うほど自分のことを考えてくれてません。それより自分のことを考えています。
ですので、日本人が10だとすると、外国人は6ぐらいしか相手のことを考えてません。
コロナ広がり始めた頃、マスクをしない国が多かったのも、個人主義がよく現れていると思います。
相手にうつすことより、自分がマスクをしたくない気持ちを優先する感覚が強いのです。
ですので、外国人といる時は日本人といるときより、「自分自身がどうしたいか」「どう振る舞いたいか」という自分軸を明確に相手に表現する事が重要になります。
これぐらいわかってくれるだろうと思う
これは、日本人の全体主義の悪い側面です。
個人主義の人は、相手のことより自分のことを優先的に考えるので、相手にあまり気を回しません。
ですので、日本人には「これぐらいわかってくれるだろう」ことでも個人主義の人にはわかってもらえません。
気を回さないので分からないのです。
面倒臭いことですが、「わかってくれてない」ことを前提に物事を考え、話す癖をつける事が重要です。
自分の意見の説明不足
前途しましたが、日本人にはわかることでも外国人には通じない、わかってもらえないことが多々あります。
特に自分の意見を述べる時は、いつも以上に細かく説明することを心がけましょう。
日本人に説明する内容を3とすると、同じ内容でも10説明する気持ちで説明しないと理解されなかったり、誤解を生んだりする可能性があります。
それぐらいの気持ちで、説明不足にならないように気をつけて会話をしましょう。