分からない英単語は音節 (syllable) で区切ってみる
英文を読んでいると、分からない単語が出てくることってありますよね。
これは、ごく当たり前のことで、どんなに賢い学者さんであっても、全ての言葉の意味を網羅なく知ることは不可能なのです。
私自身も子供の頃から欧米に15年間住んでいましたが、英文を読んでいると分からない単語がよく出てきます。
そんな時に、ググれば意味も発音もすぐ分かりますが、たまに調べてもなかなか発音が出てこない単語があり、「この単語どう発音したらいいのかな?」と。
さらに、意味や発音がせっかく分かったとしても、すぐに忘れてしまうこともよくあります。
そんな時は、英単語を「音節」で区切ってみると、長期記憶として脳に保存されやすく、とても覚えやすいです。では「音節」とはどういう意味でしょう?
ウィキペディアによると「音節」とは、
音節(おんせつ)またはシラブル(英: syllable)は、連続する言語音を区切る分節単位の一種である。典型的には、1個の母音を中心に、その母音単独で、あるいはその母音の前後に1個または複数個の子音を伴って構成する音声(群)で、音声の聞こえの一種のまとまりをいう。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E7%AF%80)
つまり、「聞こえる音の最小単位に分けてみる」ということです。
例えば、Opportunity(機会)という単語を音節で区切るといくつに分けられるでしょう?
op・por・tu・ni・ty (オー・ポー・チュ・ニ・ティ) 5つに分けられます。
基本的には、母音の音が1つ入っているところで分けています。
最後の “ty” には母音は入っていませんが、”y” は “i” と同じ音をしているので分けられます。
“ty” = “tie” にもできますね。
この音節は、辞書で単語を調べると載っています。
そして発音記号でアクセントの位置も確認できるので、音節と発音記号で正確な発音ができます。
発音記号: ὰpɚt(j)úːnəṭi → op-er-too-ni-tee (アクセントは “too“)
もうひとつ別の単語を見てみましょう。
technology(科学技術)
tech・nol・o・gy(テク・ノル・オ・ジィ)4つに分けられます。
発音記号:teknάlədʒi → tek-nol–uh-jee(アクセントは “nol“)
このように、分からない難しい単語でも音節に分解してアクセントの位置を確認することで、覚えやすく、発音しやすくなります。
発音矯正する時には、まずこの音節に区切ることから始めてみましょう。